「サビ」が発生しにくい「チッカ黒染め処理」を施したスキレットサイズの鉄小鍋です。
熱伝導性と蓄熱性に優れ、高温短時間での調理が可能。鍋に熱がしっかり蓄えられるので、食材の温度に負けず、ジューシーさと旨味を瞬時に閉じ込めます。油なじみもよく、タフで手軽に扱えることが特徴です。表面が鉄の7倍の強度となっており、直接ナイフや包丁を入れても傷つく心配がありません。
ガスコンロ、IH、直火、炭火、オーブンでご利用いただけるので、ご家庭やアウトドアなどさまざまなシーンで料理をお楽しみいただけます。
*チッカ処理とは、窒素を浸透拡散させ、表面層を硬化させることで耐摩耗性等を高める化学処理。コーティングではないため剥がれたりせず効果が長続きします。使用前の空焚きや保管のための油引きなどは不要で、お手入れも簡単です。
サイズ |
本体:幅27.0cm × 奥行18.0cm x 高さ3.2cm(底面:直径11.0cm x 深さ2.9cm 厚み3.2mm) |
重量 | 本体:約850g |
材質 | 鉄 |
製造者 | 株式会社ナウ産業 |
注意事項 | ガスコンロ、IH、直火、炭火、オーブン使用可能 |
町工場がつくる「サビない」鉄鍋
金属加工を生業とする町工場・株式会社ナウ産業。自分たちのものづくり技術が皆様に喜んでいただける姿をみてみたくて、本気の鉄鍋を作りました。ナウ産業の手がける製品は、主に自動車や建築に使われる部品です。そのため、なかなか一般の方と接点のある物ではありません。「この会社は何を作っているの?」と聞かれても一言では答えられず、作ったものが喜ばれるシーンに出会うこともなかなかありませんでした。
社長の中には「職人達のやりがいがもっとあれば」という想いがありました。そして、一般の方々に使ってもらえるBtoC商品にはそのチャンスがあると思ったのです。生まれ育った綾瀬の、ご当地グルメを「美味しく食べてもらいたい」という発想が、鉄鍋開発の原点でした。
私たちの地元・綾瀬市には「とんすき」というご当地グルメがあります。「とんすき」とは豚のすき焼き風鍋で、お祭りなどで振る舞われる綾瀬市のローカルグルメです。すき焼きといえば鉄鍋。
地元愛と職人魂が心を震わせ、さらにたくさんの出会いの中で、「サビない」鉄鍋がここに誕生しました。
鉄でも錆びない理由
歯車の処理に使われる技術を適用した鉄鍋
Tetsuシリーズは、窒化処理により鉄の表面が強化されていることが大きな特徴です。窒化は、表面を強化するための技術で、工業では歯車などの摩耗してはならない部品などによく使われています。その副次的な効果で、鉄の表面がとてもサビにくくなるのです。
シーズニングが一切不要!
焦げ付き無し!
強力洗浄材がなくとも、焼き付き・コゲを湯せんですぐに取れます。アウトドアでもとても重宝します!
食洗器OK!
頑丈だから、食器洗浄機で洗浄しても問題ありません。普通のフライパン同様にご使用ください。
自然乾燥でも錆びにくい!
自然乾燥でも錆びにくい状態をキープ。洗浄後に火にかけたり、油を塗る必要もありません。
表面劣化がなく、長寿命!
テフロン加工などのような塗装とは異なる状態変化による処理なので、効果が大変長持ちします。
よくあるご質問
窒化とは何ですか?
窒化は鉄の表面を強化するための処理で、熱処理で鉄の表面を窒化化合物に化学変化させます。工業では、歯車などの摩耗してはならない部品などに使われる技術です。
なお、食品衛生法に基づく検査も一般社団法人日本食品分析センターで行い、鉛やアンチモンがゼロであることを確認しております。安心してご使用ください。
鋳物(南部鉄器など)とはどう違いますか?
鋳物は金属を高温で溶かして、型に流し込んで作るものであるのに対し、Tetsuは一枚の鉄板をプレス(金型に押しつけて成形する製法)、溶接によって形を作っています。
フッ素(テフロン)加工とはどう違いますか?
フッ素樹脂のコーティングであることに対し、Tetsuの窒化処理は表面を状態変化させています。コーティングは時間とともに剥がれていくものですが、窒化処理はかなり劣化しづらいため、効果がかなり長く持続できます。
また、使い心地としてはフッ素は油を塗らなくてもつるりと滑るような焼き上がりになりますが、Tetsuの場合は油なしでは焦げ付きます。
どんな料理に向いていますか?
厚みのある鉄が素材の冷たさに負けず、均等な熱で焼き上げられるため、特に肉料理や卵料理などと相性がとても良いです。野菜もシャキッとした食感を残して素早く炒めることができます。
Tetsuを使うことで、鉄分はとれますか
窒化後の鉄も鉄分が溶出されることが確認されています。ナウ産業では、一般社団法人日本食品分析センターにて食塩水での鉄分溶出検査を行い、調理時に鉄分が溶出されることを確認しています。
焦げつかせてしまったらどうしたらいいですか?
水(お湯)をはって火にかけ、沸騰させながら木べらなどで軽く擦ると焦付きがとれやすくなります。大体の汚れがとれたら、食器用洗剤で洗ってください。