鎚起銅器「手作り・工業製品では表現出来ないフォルム・佇まい」
銅酒器とは、銅を打ち絞り成形した酒器です。手作りで成形していく鍛金技法によって、手に馴染む緩やかな曲線美が表現されています。銅の酒器には内側に手作業で純錫を引き、お酒と接する部分は錫を施してあります。
表面の清雅堂の伝統発色である青藍色は、銅の錆を誘発させて仕上げています。
銅は錫よりもさらに熱伝導率が高く、冷や酒を召し上がる際には、冷たい口当たりがより一層際立ちます。また銅は使用経年により錆色を変え、渋みと趣きのある色へと変化していきますので、月日と共に変わっていく酒器の表情もお楽しみください。
完成時の表面には焼付ラッカーコーティングを施してあります。有償で錆色修繕も承ります。
青藍色「清雅堂の色・趣のある銅の色合い・伝統」
銅の錆を誘発させて発色させる技法は、世界でも類を見ない銅の色彩を表現する鎚起銅器の伝統技法です。清雅堂では独自の工程で深みのある青色を発色させる開発を行い、「青藍色」が完成しました。
完成までには多くの工程が必要です。一枚の銅板を打ち絞りフォルムを成形後に、発色や色合いを考慮しながら一打一打、丁寧に鎚目を打ち込みます。油分など汚れを一切ない様に洗浄し、先ずは銅を硫化させる液に漬け込み人工的な錆を纏わせます。
次に、研磨粉で磨く工程です。酒器それぞれののデザインや色合いを意識して表面を磨き、時には銅の地を出しながら、艶が出るまで丁寧に磨き上げていきます。研磨粉の仕上げ後に、伝統技法である煮色液に漬け込み、青藍色に発色させます。
良い発色になるには、その日の温度、湿度、仕上げ時間を考慮する必要があり、天候・季節によって発色が変わるので、その日に合わせて細かな調整を行い、青藍色を発色させています。一点一点手作りのため若干の色合い・模様が異なりますのでご了承下さい。
[サイズ、重量、容量]サイズ
1合(小):横幅6.5cm × 奥行5.5cm、口径直径6.5cm × 5.0cm、高さ9.5cm、重量約140g、容量約200㏄
1.5合(大):口径直径9.0cm × 奥行7.0cm × 高さ10.5cm、重量約200g、容量約300㏄
[材質]純銅、純錫、焼付樹脂コーティング
[食洗器、レンジ、直火可否]不可
[製造者]鎚起工房 清雅堂
[在庫]受注製作品
[配送]配送まで1か月程度お時間がかかります。
注意事項
※銅は非常に熱伝導の高い金属です。やけどの恐れがあるためお燗には使用できません。冷や酒、常温でご使用下さい。
※使用後は中性洗剤を使い柔らかなスポンジで優しく洗い、よくすすいだ後すぐに乾いた布で水分を拭き取り乾かしてください。
※直火、電子レンジおよび食器洗浄機の使用不可。
※手作りのためイメージ画像と実物に若干の誤差があることをご了承ください。
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